友好の気づき

人と会う事はできても、また次も会いたいと思えるような関係を築けない場合はどうしたらいいんだろう?
ある程度は人との関係構築も王道があるぞ。
個人差があるから完全に網羅できる訳はないが参考になりそうなものをいくつか紹介しよう。
  1. 五段階欲求

    人間は無意識に利己的な五段階欲求に影響されて行動しています。
    五段階欲求を超えると六段階目の貢献欲求へ行き着く事ができます。
    人間関係においてこの概念は大きく関わるので覚えておきましょう。

    • 生理的欲求

      最も根底にある欲求で「ご飯食べたい」「トイレ行きたい」「眠たい」のような生命活動に重要な欲求です。

    • 安全欲求

      「襲われたくない」「怯えたくない」といった生命維持に対する危機を回避して安全を求める欲求です。
      日本で生活していれば多くの人は満たされている欲求になります。

    • 社会的欲求

      これは「家族の一員でありたい」「学校や会社に居場所が欲しい」「団体に所属していたい」と言った仲間意識や助けを求める欲求です。
      友達が作れる人なら満たされている欲求です。帰属の欲求と呼ばれる事もあります。

    • 承認欲求

      「誉めて欲しい」「チヤホヤされたい」「認められたい」といった欲求で、現代に置いて盛んな欲求です。
      SNSはこれに依存する人をターゲットに商売しています。

      営業を仕事にしている人はこのあたりの仕組みを返報性の法則で学んでいます。

    • 自己実現欲求

      「あれが欲しい」「これがしたい」「そうなりたい」といった欲求です。
      自分の行いが承認されると主体性を持ち自己研鑽を行うようになります。

      例えば、仕事の行いを認めると相手はより励もうとします。
      挨拶に挨拶を返答すると、相手は挨拶の行いを承認されたと思い、次回からも主体的に挨拶を行うようになります。

    • 自己超越欲求

      「喜ばせたい」「育てたい」「力になりたい」「役に立ちたい」といった欲求で、他人へ貢献しようとする欲求です。
      自己実現欲求が満たされ心に余裕のある豊かな人が持っている欲求です。

  2. 単純接触効果

    心理効果の1つで、何度も会うと親近感を増す効果です。

    恐怖の本質は未知です。
    知らないものは、どう対応すれば上手くいくかわかず、失敗して嫌な思いをする可能性があります。
    人はネガティブを過大に評価する生存本能があるので、未知を本能的に恐怖します。
    即ち安心の本質は既知です。
    未知は既知になると安心を得る為、知らない物はどうにかして「こうすれば上手くいく」という事を知れば恐れずに済むようになります。

    つまり繰り返し会う事で、相手にとって"未知の私"を少しずつ「この人はこういう接し方で上手くいく」「この人はこういう人だ」と知って貰い"既知の私"になる事で、知らない人から知ってる人へ、そして友人へ成る事ができます。

    この効果は現実で会う他、メールやSNSでの接触や、広告や看板での接触、テレビや動画での接触も有効です。
    政治家はこの効果を利用して町中に名前を書いた看板を設置しています。政治的な事を看板に書けないので無難で効果的な名前を書く手段を選択している訳です。選挙カーが名前を連呼するのもこの理由です。

    • 挨拶をする

      挨拶は理由がなくてもできる低コスト低リスクの機会創出最強ツールです。
      何度か挨拶すると安心欲求を満たし「知ってる人」になり、ついでに「私はあなたを知っていますよ」「私はあなたを覚えようとしていますよ」と承認欲求を満たして相手へ成功体験を与えます。
      継続すると「いつも挨拶をくれる人」という信用を得て、その信用を頼るように相手から挨拶してくれるようになったりします。

      挨拶を習慣づけるだけで、他人と報連相しやすい環境が作れて情報が集まりやすい信頼関係が作れます。
      一方、必要が無ければ挨拶さえしない人には、中々情報が集まらず相談もしにくい雰囲気になります。

      例題を考えてみましょう。
      学生Aさんと、学生Bさんは、毎朝通学路である家の前を通ります。
      お爺さんは決まって縁側に座って通学路を眺めています。
      Aさんは毎朝お爺さんへ挨拶をします。Bさんは挨拶せず通り過ぎます。
      お爺さんと話しやすい雰囲気を作れたのは、AさんとBさんのどちらでしょうか?
      実はお爺さんはめちゃめちゃ博識で人脈豊富なお金持ちだけど質素な生活をしている人かもしれません。
      気まぐれでお爺さんが声を掛けるとするなら、AさんとBさんのどちらでしょうか?

    • 名前で呼ぶ

      顔と名前を一致させるのに効果のある手段です。
      特に初対面なら名前を間違えても殆どの大人は許してくれます。
      間違えるのが怖いなら「もう一度名前をお伺いさせていただけますか」「何度も訊いてすみません」と笑いながら言いましょう。

      普通は名前を呼ぶ機会は少ないので、意図的に会話に混ぜ込むようにしましょう。
      「どうですか?」→「○○さんはどうですか?」
      「そういえば~」→「そういえば○○さんは~」
      「一緒にどうですか?」→「○○さんも一緒にどうですか?」
      「こんにちは!」→「○○さん、こんにちは!」

    • 時間より回数

      対面して話す場合、時間は70~90分が目安とされています。(ゲームで遊ぶ場合や打合せやイベントは例外です)
      また、全てを話しきらずに話が惜しい感じで終わらせるのが継続のコツです。
      全てを知ってしまうと満足するので「もっと知りたい」と思う自己実現欲求がなくなります。

  3. メラビアンの法則

    対面時に優先して何を感じとるのかを唱えた法則です。
    諸説ありますがここでは視覚、聴覚、言語の順で優先される説を紹介します。

    例えば笑いながら叱った場合は、視覚が優先されるので、本当は叱ったつもりでも相手は笑ってると感じます。

    • 視覚

      服装や表情や仕草による、最も影響の大きい要素です。
      会って人と話す時は近づくので、何よりも先に清潔感を見られます。

      ここでいう清潔感とは下記を指します。

      • 服装

        シワが無い、古すぎない服を選んでいる

        無理に高い服を選ぶ必要はありません。
        服や持ち物に見栄を張ると、浪費しがちな人に見えて悪印象の場合があります。

      • 眉、ムダ毛

        眉形が整ってる。瞼の上に無駄毛が無い。
        顎ヒゲがない。または整えている。

        毎日5分、鏡で自分の顔を見ましょう。
        必然的に髪やらムダ毛やら色々整えたくなり少しずつ綺麗になります。

      • 体型

        標準体型。運動習慣がある。
        遺伝やスポーツ特性で骨格が出来ている場合は衣装を着こなしている。

      • 配色

        2色~3色程度の配色で派手過ぎない。

      • 髪型

        美容室で整えてる

        ワックスを使い始めたい人は、用が無くても毎日セッティングを継続しましょう。
        1年で300回以上練習できて必然的に上手くなります。

      • 体臭

        煙や酒の臭いを纏っていない。入浴習慣がある。

        嫌な物は見なければいいですが、臭いは目を閉じていても感じてしまいます。
        好感を与える目的なら消臭しましょう。

        消臭スプレーは通常サイズを玄関に、携帯サイズをカバンに入れておくと良いでしょう。
        夏場は防虫効果と日焼け止め効果がセットになっている消臭スプレーが便利です。

      • 顔の肌

        赤みはコンシーラ等でケアしてる。洗顔習慣がある。

      極端な例を挙げると、本当はお金持ちのボロボロな服の人と、外見だけお金をかけてブランドだらけの普通の人は、印象が違います。
      表情についても、険しい顔つきと、笑顔では、笑顔の方が話そうと自己実現欲求が働きます。笑顔は「あなたと居ると楽しい」という承認だからです。
      仕草(リアクション)についても、無反応よりも、相槌や驚きや嬉しさがある方が「聴いている」承認になるので、もっと話そうという自己実現欲求が働きます。

      笑顔が苦手な人、ポーカーフェイスを自覚している人はフェイスビルディングを習慣に取り入れましょう。
      口角を上げ、顔が梅干しのようにしわくちゃになるまでギュッとすして戻す作業を何度か繰り返し、1~2分続ける習慣を毎日行います。
      すると顔の筋肉が動くようになり笑みが出やすくなります。
      マスクを付けている場合は、いつでもバレずに口角を上げる練習ができます。

    • 聴覚

      声のトーンや速さ、大きさや口調から影響を受ける要素です。
      電話のように相手が見えない時は最も重要な要素です。
      トーンが高めでゆっくり落ち着いて話して丁寧な口調だと好印象です。
      一方、トーンが低かったり早口だったり大声だったり乱暴な口調だと怒ってるように見えます。

    • 言語

      言葉の意味や話の内容から影響を受ける要素です。
      テキストの場合は最も重要な要素です。
      なるべくポジティブな言葉を選びましょう。

    視覚、聴覚、言語の順で優先される事を意識しながら、下記の例を考えてみましょう。

    例1:下記の行動をしたら、相手にどう伝わるでしょうか。
    [視覚]大きな動作で手を叩く
    [聴覚]笑うような大声
    [言葉]「あいつマジむかつく
    [本心](本当にむかついてる

    例2:下記の行動をしたら、相手にどう伝わるでしょうか。
    [視覚]無表情で微動だにしない
    [聴覚]声のトーンは一定で低い
    [言葉]「わあ嬉しい
    [本心](本当に嬉しい

  4. 接し方

    好感を与える接し方は欲求別に異なります。
    行動パターンを観察するとだいたいどの接し方が良いか察せるようになります。
    これが必ず正解という訳ではないですが参考にしてみてください。

    • 安全欲求を満たしたい人の行動

      パーティーのような場面では最初の席から移動しない傾向にあります。
      あまり話さずに聴き手に専念していたり、怯えていたりします。
      「緊張しますね、私もなんです。」「でも、なんだかあなたと話すとホッとします」など肯定して、共感しましょう。

      飲み会の場面だと、あまり話さず聴き手に専念しているのは早く帰りたいだけかもしれません。

    • 社会的欲求を満たしたい人の行動

      パーティみたいな場面では沢山移動して声を掛けて連絡先や名刺を交換する傾向があります。
      繋がりを求めてるタイプのなので「顔が広いんですね」「今度私の友達を紹介します」などで賞賛したり、求めている物を提供しましょう。

    • 承認欲求を満たしたい人の行動

      こういう人は肩書きが多かったり、無関係な資格も列挙する傾向があります。まずは尊重しましょう。
      「凄いですね!」「何者ですか……!?」くらいのオーバーリアクションで承認しましょう。

    • 自己実現欲求を満たしたい人の行動

      催し物の場で偉い人に寄っていきたがる傾向があります。人脈や助言を求めていたりします。
      「成長してますね」「独立できそうですね」と自尊心を高める言葉を掛けましょう。

    • 貢献欲求を満たしたい人の行動

      食事中に率先して水を組んでくれたり、気配りをしてくれる傾向があります。
      たかがコップだろうが、されどおしぼりだろうが「助かります!」「ありがとうございます!」と伝えてましょう。

      飲み会の場面だと、やらなきゃいけない使命感でやっている場合があります。
      感謝をする事はいい事なので、どんどん感謝しましょう。

  5. 出会い方

    出会いとは、出て会いに行く事です。
    相手からやって来るのは相手にとっては"出会い"ですが、自分にとっては"会う"であり機会です。

    出会った際は、どんな事に配慮すればいいのでしょうか。

    • 座る位置

      斜めに向かって座りましょう。
      正面を向き合うと圧迫感があるので可能なら避けてください。

      相手が慣れてくれたら、少し距離を開けて隣へ行きましょう。
      パーソナルスペースには注意して、急接近しないように気を付けてください。
      カウンター席へ行くと必然的に近づいてしまうので最初は避けましょう

    • 脚の向き

      人は無意識に興味のある方角へ脚を向けます。
      相手の話に興味があるように意識して脚を向けましょう。

      自分が話し手の場合は、相手の上半身がこちらを向いていても、つま先が他へ向いているようであれば、その話は変えた方がいいでしょう。

    • ミラーリング

      相手と同じ行いをする事で潜在的に安心感を与える心理です。
      コップを持ちあげたら、同じタイミングでコップを持ち上げましょう。

    • 最初から「運命の人」は居ない

      人と会う目的は自己研鑽だったり、人脈だったり、恋愛だったり、多様な目的の人が居ます。
      いずれの場合でも初対面から全て完璧で理想的な人は先ずいません。
      時間を掛けて互いの事を知って、数年経った後に「この人が」と気づく事の方が多いので、初対面で判断せず回数と時間重ねて互いを理解しあう事を意識しましょう。

    • 行動量

      たくさんの人に合わないと中々好感を与えるスキルは磨けませんし、友達は中々できません。
      慣れていない人は、そういう物だという心持ちでまずは現実で100人、ネットでなら2000人を目標に行動しましょう。
      先ずは半月に1人と会う事から始め、月に4人、月に10人くらいへ上げれば、年に100人と会う事はできます。

      1%くらいの人は長い付き合いができる筈です。いずれ20人に1人くらいは友達になれます。
      逆に言えば、そのくらい会えば友達が増えると分かるようになるので、失敗に挫けても立ち直れるようになります。

    • 割合と回数は違う

      世の中にはめちゃめちゃ外交的で友達に恵まれている人が居ますが、生まれてすぐに外交的だった訳ではありません。
      よくよく聴いてみるとそれなりに人と衝突して研鑽した結果、友人に恵まれています。

      5~20%くらいの人とは、相性が合わなかったり、時には嫌われてしまいます。
      例えば最も噛む回数が多い犬種は、介護で活躍するラブラドールだそうです。
      活躍している犬種なので頭数が多く、人と接触回数が多ければ必然的に噛む回数が多くなります。
      全ての犬種が1%の確率で噛むなら、100匹しか居ない犬種は1回しか噛まないのに対して、100万匹居る犬種は1万回噛みます。
      このように、沢山の人と会う回数が増えれば、成功も失敗も増えます。
      失敗した人間関係は残念ですが、成功した人間関係は継続する事が可能なので増やし続ける事が可能です。

  6. 話し方

    いざ会っても、どう話を進めたら良いか分からない場合もあるのではないでしょうか。
    話が続けるコツをいくつか紹介します。

    • 先ずは慣れる

      先ずは完璧を目指さず、低い敷居を超えて慣れる事から始めましょう。
      とりあえずその場に居る事から始め、相槌を打つようにして、共感だけして、一言話すように段階を踏めば充分です。
      他人に話を被せられても目標は達成できているので張り合わないようにしましょう。

    • 自己開示

      自分の事を知って貰う事は、相手にとって未知を既知へ変える事になります。
      開示内容によってはリスクを伴いますが内容を調整して開示できる情報は開示しましょう。

      慣れる前は言いたい事を言って構いません。
      慣れたら、どんな開示の仕方をすれば相手が絡みたいと感じるか考えましょう。

      自己開示する際にコンプレックスを言いたくなる場合もあるかもしれません。
      内面的コンプレックスは美化しやすく「そんな事ない」「全然大丈夫」という回答を得やすいですが、外面的コンプレックスは会うたび気になりチェックされてしまい印象の回復が困難なので言わないようにしましょう。
      補足すると、外見的コンプレックスで他人を貶したり笑うのは道徳的にNGなので避けましょう。

      会って早々の多すぎる自己開示、一方的自己開示、深すぎる自己開示は注意が必要です。

    • 自己開示からの質問

      話題を広げるには質問しなければなりません。
      質問には大きく2種類があります。

      • 閉じた質問

        出身地、趣味のように答えが決まっている質問です。
        出身地を質問しにくいと配慮する心配はありません。相手は応えられる範囲で答えます。
        先ずは閉じた質問から話を始めると相手も応えやすく成功体験を提供しやすくなります。

        • 「どこにお住まいですか」「静岡県です」
        • 「どこにお住まいですか」「渋谷区です」
        • 「どこにお住まいですか」「所沢です」

        閉じた質問は話始めには有効ですが、答えが決まっているので長続きしません。
        そこで会話しやすい雰囲気が出来てきたあたりで開いた質問を混ぜ込んでいきます。

      • 開いた質問

        考えなければ答えが見つからない質問です。
        話が進んだら開いた質問で相手の自由な回答を引き出し承認しましょう。

        • 「何があったんですか?」
        • 「どう感じましたか?」
        • 「それにはどんな思いが込められていたんでしょう?」
    • 謙虚であり、謙遜しない

      「凄いですね」のように相手からポジティブな言葉を貰う事があります。
      この時「ありがとうございます」「そうですか?嬉しいです」と謙虚に受け止めましょう。
      「いえいえ、そんな私なんて」「そんな、もっと凄い人が」と言うのは事実であっても、相手の言葉を否定している事になります。
      相手の言葉は受け止め、謙遜は避けましょう。

    • ページング

      相手の話し速度、声のトーンなどを合わせるテクニックです。
      潜在的に共感している印象を与え、承認欲求を満たします。

      テキストなら文量を合わせましょう。
      相手が一言二言のメッセージを送ってきたなら、同じ文量がちょうどいいでしょう。
      10文字前後のメッセージに数百文字のメッセージを返しても困らせてしまいます。

      稀に「?」と1文字だけ送られて来る場合があります。
      心を読み取って正解を探っても不正解率が高すぎるので、この類のクイズは答えを聴くのが適切です。
      こちらも「?」と返しましょう。何が分からないのか説明してくれます。

    • 相槌

      聴いている印象を与え、相手の承認欲求を満たします。
      ずっと「うんうん」と相槌をうつと相手へ「適当に流されてる」「聴いてくれてない」と言った印象を与えてしまうので、下記を参考にしてみてください。

      • 相槌の種類

        下記の相槌は相手がもっと話したくなる相槌です。

        • 肯定的「たしかに」「そうですね」「そう思います」「その通りですね」
        • 中立的「なるほど」「そうですか」「はい」「ええ」


        下記の相槌は聴いてない印象を与えてしまいます。

        • 無反応
        • ながら聞き
        • そっけない「あっそう」
        • 多すぎる相槌「はいはいはい」
      • 相槌の「あいうえお」

        感情的な人向けの相槌です。
        共感や感謝や配慮をする言葉が多くあります。
        必ずしもこの言葉を使わなければならない訳ではありません。
        覚えられたら自分の言葉に言い換えて使ってみると良いでしょう。

        • ありがたい ありがとう
        • いえいえ
        • 運が良かった 嬉しい
        • 縁がある
        • 恩を感じる
      • 相槌の「さしすせそ」

        理論的な人向けの相槌です。
        相手の自尊心を高める言葉で、多くの人を喜ばせる事ができます。

        • さすが!
        • 知らなかった! 実力ですね!
        • 凄い!
        • センスいい!
        • そうなんだ!?
      • オウム返し

        相手の話の要点を挙げたり、同じ言葉を繰り返す相槌です。
        「年末は仕事が忙しいんです」「忙しいんですね」のように繰り返すと相手は聴いて貰っていると思い承認欲求が満たされます。
        すると「12月は特に後半から案件が増えるんです」のように自己実現欲求を満たそうと、より詳しい話をしてくれます。

    • 沈黙の良し悪し

      自分が質問した後や、相手が接続しで話を中断した場合は沈黙を用意しましょう。
      沈黙は考える時間、意味を咀嚼する時間として必要です。

      ネガティブな話の沈黙、話が詰まった時の沈黙は速やかに違う話題を切り出しましょう。

    • 呼び方

      できるだけ最初からニックネームで呼ぶか、名前で呼びましょう。苗字より名前が良いです。
      ニックネームは本人が嫌がらないように配慮しましょう。

      敬語はできるだけ早い段階でタメ口に切り替えましょう。 タメ口には友達承認効果があります。
      敬語で話しているとよそよそしい関係が続きますが、タメ口になると親近感が沸くようになります。

      例外として仕事では敬語を徹底している場合があります。
      入社時期が同じABCさんが居て、 AさんとBさんはタメ口なのに、AさんとCさんは敬語の場合、Cさんの仕事の成果に影響が出る可能性があるからです。

      もう1つ例外として内向的な人は段階を踏んでから敬語に切り替えたいと考えている場合があります。
      自尊心が低そうなタイプの人を相手にする場合は敬語から始める方が吉です。

    • 約束を守る

      宣言をしたり約束をして有限実行する事で信頼関係を築けます。
      詳しくは環境の気づきを参考にしてみてください。

    • ああ言えばよかったと後悔したら

      話すのが苦手だと、つい失言してしまったり、後から「あの時ああいえばよかった」と反省する事があります。
      この場合はメモに記録を貯めましょう。
      紙のメモは手を動かして記憶できるので効果を見込めます。
      電子メモは任意のタイミングで見返してリマインドできます。
      自分のライフスタイルに合った記録手段を選びましょう。

    • 話を被せない

      相手の話は最後まで聴きましょう。
      共感するつもりで自分の話をすると、話を奪ってしまったり、被せてしまう事になります。
      何でも話せるんだぜアピールにはなりませんし、そこで不幸自慢なんかしたら最悪です。
      相手や周囲からチェックされているので次回から誘われません。

    • 回答時に手を口元に充てていたら話題を変える

      例え笑っていても、手を顎につけたり、手で口元を隠していたら、それは内心嫌がっているか、悩んでいるか、嘘をついています。
      友好が目的であれば、すぐに話題を変えましょう。

    • 陰口を言わない

      他人の陰口を言ってはいけません。
      言ってしまうと自分は口の軽い人間だと思われてしまいます。



      逆に考えれば、知り合いの陰口を言う人に心を開いてはいけません。
      他人の陰口を話した実績があるので、個人的な相談をしたら陰で噂されるかもしれません。
      共感を引き出そうと話しやすいように話を加工して話を盛ったり偽ったりして噂を広げられてしまいます。
      「自分だけは大丈夫」なんて思わない事です。

    • 人は明るい所へ集まる

      ポジティブな話をしましょう
      会うたびにネガティブな話をする人、毎度愚痴ばかり言っているような暗い人に、人は集まりません。(下心がある人は寄ってきます)
      何か挑戦した、作った、成し遂げた、いい事があった、美味しかった、楽しかったようなポジティブな言葉を多くすると人は集まります。

    • 価値観を尊重する

      例えば「こちらが挨拶をしたのだから、相手も挨拶をするべき」という考えは自分の価値観を相手に押し付けようとしている事になります。
      相手は価値観が違う可能性を考えましょう。

    • 強要しない

      挨拶の例を挙げると、 挨拶は推奨ですが「挨拶をしなさい」と強要すると、相手へ失敗体験を与えます。 すると「こうしたら失敗する」「嫌な思いをする」と学ばせ主体性を奪います。
      主体性は「こうしたらこうなる」「次はこうする」という未来が見えると育まれます。未知を既知へ変えるのと同じ考え方です。

      誉めて伸ばす本質は、承認欲求を満たして自己実現欲求を擽る事に有ります。
      誉めても伸びない場合は、相手に「それをやった後の未来」が伝わってないからです。
      その場合は自らやって見せて成功している姿を見せましょう。目の前で成功している姿は説得力があります。

    • 話には意味と感情がある

      「15:00になりましたね」という一言には、意味と感情があります。
      「15時である」という事実と「だから打合せを終わりにしましょう」という意味があります。

      これは意外と深い思考によって導き出されている推定解、近似解のようなものです。
      詳しくは思考の気づきで掲載予定です。

    • 「すみません」より「ありがとう」

      エレベーターに乗り込むとき、とっさに「すみません」と言っていませんか?
      待たせてしまって済まない、お手数をお掛けして済まないという謝罪の意味があるのかもしれませんが、相手は乗って欲しいと思って待ってくれています。
      「ありがとうございます」と言うと、より好印象です。

    • 「ありがとう」を初めに聞くのは自分

      感謝の言葉を発すると、相手の耳に入るよりも先に自分の耳に入ります。
      それ以前に自分の脳内で考えています。
      感謝をすると、先ず自分に感謝の効果を得る事ができます。
      これは悪口を言った場合も同様なので、汚い言葉は言わない方が賢明でしょう。

    • 感謝は無料

      感謝をすると相手の承認欲求を満たし、相手の自己実現欲求を高めてより主体的に成長を促します。
      更に相手は自分へ好感を抱くようになり、協力関係や信頼関係の構築が円滑になります。
      この効果を期待できる感謝の言動は、なんと無料から始められるローリスクハイリターンなアクションです。

    • 話の流れ例

      ここまで綺麗なトークスクリプトはあまりありませんが、話の一例として紹介します。

      • 事実、経験

        何があったのか、何をしたのかを聴きます。
        「今日は寒いです。

      • 印象、感情

        どんな印象を受けて、どんな気持ちになったのかを聴きます。
        「年末を連想して帰省したくなります。

      • 思い、考え

        思いや本人の考えを聴きます。
        「家族との団欒を大切にしたいです。

      • 価値観、守りたい信条

        大切にしている事や、守りたいものを聴きます。
        「実家を離れると残りの人生で親と過ごせる時間も限られますから。

      • 決めた事、これから

        何を決めたのか、何をしたいのかを聴きます。
        「機会があれば出来る限り一緒の時間を贈ろうと思います。

  7. マイクロカウンセリング

    面接技法の基本モデルにマイクロカウンセリングがあります。
    面接に限らず、通常の会話にも応用が効くので参考にしてみるといいでしょう。

    1. 基本技法

      適切な選択が出来れば短時間で話しやすい雰囲気を作れる技法です。

      • 関わり行動

        メラビアンの法則、ページングに加え、視線、表情、姿勢などで雰囲気作りを行います。

      • 質問

        閉じた質問、開いた質問を行い話して貰いやすい空気を作ります。

      • 相槌

        前述の相槌に加え、非言語の感情表現や意味を聴き手の言葉で返します。

    2. 積極技法

      基本技法で不十分な場合に使う技法です。
      話し手への影響力が強いため、特に自尊心の低い人や感情的な人は配慮が必要です。

      • 焦点

        話し手が話したい内容の曖昧な細部を明確にする質問です。
        「~を詳しく聴かせてください」

      • 介入

        支持、自己開示、解釈、フィードバック、助言、情報提供、説明、教示を行う技法です。
        「こう考えてみませんか」
        「自分も昔そうでした」
        「~だったかもしれませんね」
        「あなたは~な所があると感じます」

      • 対決

        話し手の話の脈略や非言語表現の不一致や矛盾を、聴き手の言葉で返す技法です。
        「大丈夫だと思っている一方で、まだ不安は残っているんですね」
        「やめたいと仰いましたが、まだ続けてしまっていますね」

  8. 好感度を上げるコツ

    初対面から使えるコツや、継続しながら少しずつ好感度を上げるコツがあるので、いくつか紹介します。

    • 価値観を知る

      当然ですがブランド好きな人と、機能性を重視する人が、持ち物について話をするなら、一方の価値観に合わせる必要があります。
      ミニマリストにゴージャスな話をしても中々かみ合わないので、価値観を押さえましょう。
      価値観を知るには何を重視しているのか、大切にしている物は何かを知るとヒントが見つかります。

      例えば何に嫉妬したのか分析するのも一手です。
      仮に会社の同僚が昇進して嫉妬した場合、話してくれそうなら具体的に聴いてみましょう。
      役職名、業務内容、能力の高さ、部下の支持、給与など、嫉妬対象が重視している物です。
      論理的な人が相手の場合は、給与を重視してれば、役職ステータス等は重要ではなくて副業、資産運用、現地位で成果を上げる等、他のやり方を助言できます。
      感情的な人が相手の場合は、助言せず共感に徹しましょう。
      どちらにせよ嫉妬で恨む事がなくなり、頑張り方がわかるようになります。

      同じ言葉を使うのも一手です。本人に成りきるように演じれると良いです。
      これは自己洗脳を伴います。人を貶す癖のある人の言葉を真似ると、思考が影響され自分も人を貶すようになるので注意しましょう。

      相手が自由な時に何をするか観察するのも一手です。
      人は自由に近いほど本性を見せる習性があります。
      お金、権力、時間が充分にある時、自己研鑽したり貢献する投資を選ぶか、必要な活動を行う為の消費を行うか、遊んだり怠けたり浪費をするか、 正義が自分にあると思う時に武器で人を育てるか、護るか、攻撃するかで本性が見抜けます。
      宝くじが当たった時の使い道、休日の過ごし方、怒った時の態度で見抜きましょう。

    • 誕生日を覚えて贈る

      誕生日は贈り物をする理由付けに最適です。
      あとは昇進や表彰、特別な記念日など他人が知りにくい理由ばかりになります。
      理由の無い贈り物は、何か裏があると探られる可能性があります。

      サービス業の人は、お得意様の誕生日を覚えておいて贈り物をします。
      日頃から満足しているのに贈り物をされたらファンになってしまうのは、期待以上のサービスを受け取るからです。

      また、豊かな人は誕生日に限らず、昇進や表彰などチャンスを逃しません。
      贈り物で相手を喜ばせるだけが目的ではなく、人前で他人を賞賛する自分の人格をアピールする絶好の機会なのです。
      すると似た価値観の人や、媚を売りたい人や、見返りを求める人等、多くの人が集まるようになります。

    • 共通点を見つける

      「どこ住み?」「どこ出身?」みたいなキーワードを聞いた事がありませんか?
      あれは相手の個人情報を聴きだすのが目的ではなく、共通点を見つけて好印象を与えるのが目的です。
      出身地や趣味を聴きだしていきなり非難する人は相当なひねくれ者なので滅多に居ないでしょう。

      共通点が多いと価値観や考え方が近いと感じたり、自分の事を知っている、相手の事を知っていると感じます。
      恐怖とは未知だという話を前述で記載しましたが、未知が既知へ変わる事で安心欲求が満たされます。
      私もあなたと同じだ、理解者だと伝える事で社会的欲求が満たされ、色々な自己開示を促す事ができるようになります。

    • 大袈裟に喜び、大袈裟に悔しがる

      要するにオーバーリアクションしましょうという話です。
      些細な喜びでも、びっくりして大げさに嬉しがると、機会提供をしてくれた相手は「やって良かった」「またしよう」と思います。
      悔しがるシーンは競争した場面です。一緒にゲームをした時でもいいでしょう。演技をするつもりで手や頭を大きく動かし悔しがると、相手は良い気分になり、また遊ぼうと思います。

      「わー嬉しいー!!」も良いですがそれは嬉しさの方向性が自分へ向いているので、「わーありがとうー!!」の方が相手へ嬉しさが向くのでお勧めです。

    • 応援が美徳

      「大丈夫?」「何かあったらどうしよう」等と心配する事は美徳ではありません。
      相手が行動を起こそうとしている時に心配すると、相手は出鼻をくじかれた気分にさせたり、否定していると思い、失敗を連想してしまう場合があります。
      これは相手へ失敗体験を与え、あなたの前では主体的に何かしようとはしなくなり、必要が無ければ寄って来なくなります。
      親の立場にある人は無意識に心配してしまうので注意が必要です。

      頑張る人は、貶しても放っておいても夢を叶えます。
      貶したところで相手にされなくなるだけなので、応援した方が吉です。
      応援すると主体性が成長し、感謝され、協力関係を築け、更に頑張って成功した後に良い事が返って来る可能性があります。

      応援は、感情的な人と理論的な人で考え方が変わります。
      感情的な人は、声を掛けたり気を使って気持ちを支える事が応援に含まれます。
      理論的な人は、手を動かして行動を起こす事が応援になります。

    • 魅力を持つ

      ここでいう魅力とは、他人を惹きつける要素を指します。異性としての魅力ではありません。
      他人を惹きつける要素とは、相手の財産や価値を上げるものです。

      • 求められたものを提供する

        極端な話をすると、会うたびに見返りを求めずお金をくれる人なら、会いに行きたくなります。自分の財産が増えるなら会いたくなって当然です。
        本当に無条件でお金をあげる人は居ないので現実的には、会うたびに面白い話をしてくれる人、楽しい体験を提供してくれる人、自分好みの作品を見せてくれる人などを指します。

        楽しい体験の例としては、娯楽や遊びの他に、成長が含まれます。
        「もっと評価されたい」と思ってる人に対して「こんな所が素晴らしい」と伝えると承認欲求が満たされ、成功体験を得て自身の価値が上がったと感じ、それを見つけた自分へ対しての魅力が上がり、自己実現欲求を求めて主体性を持つようになります。

        即ち自分を認めてくれたり、能力を上げてくれたり、共に過ごすだけで周囲から一目置かれるステータスを得たり、求めている物を提供してくれたり、結果的に良い気分にしてくれる可能性が高い人が魅力的と考えられます。

        提供の手段は適切でなければなりません。
        例えば集いにおいて皆が疲れて切り上げても良い頃合いに、切り上げをの話を、自分が持ち出すか、主催に相談して持ち出してもらうかは考えるべきです。

      • 勇気を持つ

        何事にもリスクが付き物で、経験を積もうとすると「初めてだけど失敗して笑われたくない」「難しすぎて習得できずに時間やお金を失いたくない」とか考えてしまいます。
        経験を得ようと挑戦したくても未知な事が多く、結果的に未来の自分が失敗して他者からの評価に悲しむ可能性をリスクとして恐れているからです。
        未知を恐怖したり、失敗を連想して会費するのは当然です。
        既知にして安心を得るには、挑戦の恐怖に勝つ勇気が要ります。

        • 失敗とは何もしない事

          そもそも本当の失敗とは何もしない事です。
          挑戦しなければリスクはありませんが、学ぶ事もありません。

          しかし行動を起こすと結果を得て学びを得ます。
          結果が期待以上なら成功で、期待未満なら改善すればいい事を学び成長します。

        • 勇気とは勝算

          時おりゲームとか漫画のようなメディアの主人公は感情で挑戦したりします。
          あれは成功失敗を推測してないので無謀な挑戦です。ちなみに失敗を知ってて挑戦する事を無茶と言います。
          視聴者の好みに合わせて演出しているので演出として楽しみましょう。

          勇気は勝算に比例します。
          この勝算とは過去の体験に基づく成功の再現性です。
          前にこんな事があった時は、こうしたら成功したという経験があるほど勝算が高くなり、人は主体性を持ちます。
          こういう時はこうすれば良いと手順を知っているからです。

        • 勝算を得るには挑戦が必要

          話を要約すると、魅力を提供するには経験を積む必要がある事になります。
          全ての体験は挑戦してしまえば成功か成長であり、失敗はありません。

    • 傾聴する

      理論的な人の「聴く」は要件定義であり、助言や解決策を提示する事にあります。
      感情的な人の「聴く」は共感が重視されるので、相手が例え論理的に誤っていても、感情の正しさを肯定しましょう。助言は本人が求めるまで不要です。

    • 満足の基準を把握する

      感情的な人は占有した時間が長いほど満足を得やすい傾向にあります。
      原則的に共感を求められているので、相槌を打ちながらオウム返しの話し方をすると満足を提供できます。
      助言や感想は言葉で求められるまで伝えてはいけません。

      理論的な人は目的が達成されると満足を得やすい傾向にあります。
      基本的に理論的でも感情的な人が25%くらい居ますが理論が通じるので筋が通っていれば問題ありません。
      共感をしても相手が望んでいる話題の結論が出なければ、いくら時間を占有して貰っても満足に至りません。
      議題の問題と原因を考え、意見や改善策を提案すると満足を提供できます。

  9. 会話順

    先ずは理想型対応から始めて、注目型か法則型の対応へ変えて、さらに司令型への対応に変えましょう。

    理想型、注目型、法則型、司令型などの説明は本能の気づき で説明します。

  10. 友人関係はメンテナンスが必要

    良好な関係を築いたと言って、疎遠になると関係性は薄くなってしまいます。
    時折挨拶するだけでもメンテナンスはできるので折角のご縁は保ち続けるように行動しましょう。

  11. 「相性が良い人」とは自分の良い面が引き出される相手

    自分は口下手なのに稀にすごく話せる場合がありませんか?
    営業職のように話す事が仕事の人が相手だと、まるで自分が話し上手になったように感じます。
    あの域へ達すると誰とも快く話せるようになり、多くの人と友好関係を築けるようになります。

    自分の特技を相手の為に提供したいとお互いに思えるようになれば相性は抜群です。
    相手の良い面を引き出せるように成れば誰とでも相性が良くなります。

ふむふむ、なるほど……。
人と親しくなるには色んな事を無意識にしてたんだね。
まずは1つずつ意識してやってみるといいかもな。
お話はリカガクの持論です。事実はご自身でもお調べになって納得されたうえでご利用ください。

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