やる気を引き出す仕組みってあるの?
- モチベーション理論は欲求説と過程説に分かれる
やる気を呼び起こす理論はモチベーション理論として呼ばれています。
モチベーション理論は欲求説と過程説に分かれています。- 欲求説
どんな欲求を、どう満たすかを唱えた理論です。
- 五段階欲求
五段階欲求の詳細は友好の気づきを参照してください。
- 二要因理論
仕事に対する欲求を次の二要因に分けたものです。
仕事以外にも応用してみましょう。- 動機づけ要因
やりたい動機に関わる要因です。
満たされると満足感が増します。
満たされなくても不満には成りません。
自己成長、目標達成、昇進、昇給、新しい仕事など様々な要因があります。 - 衛生要因
やりたくない不安に関わる要因です。
満たされると不満感が減りますが、満足に至りません。
満たされないと不満を感じます。
会社方針、人間関係、給与、労働条件、安全、健康など様々な要因があります。
- X理論・Y理論
命じれば働くが怠けたがるX理論と、役立とうと働きたがるY理論に分ける考え方です。
X理論は命令や統制や罰のようなアメとムチの手法を用います。
Y理論は魅力的な機会提供によって高次の欲求を満たす手法を用います。 - ERG理論
存在欲求(Exstence)、関係欲求(Relatedness)、成長欲求(Growth)に分ける考え方です。
五段階欲求と似たように扱われがちでが、欲求の満たし方が違います。
五段階欲求は低次欲求を満たしてから高次欲求を満たそうとします。
しかしERG理論は、欲求不満なら同次と低次欲求を満たそうとしており、欲求満足なら同次と高次欲求を満たしたがると考えました。 - 達成動機理論
達成動機理論は、その人の目標を達成したい達成動機と、失敗を避ける失敗回避動機の強さに合わせてやる気を引き出す考え方です。
達成動機が強いと、失敗時に努力不足を悔やみます。達成できそうな目標なら再び挑戦します。
失敗回避動機が強いと、失敗時に能力不足を悔やみます。成功率が高い目標なら再び挑戦します。
- 過程説
どうやって動機づけするか唱えた理論です。
- 期待理論
達成見込と報酬魅力によってモチベーションが決まるという考え方です。
例えば、やれば出来る見込みと、出来たら良い事があるなら、結果を期待してやる気が沸きます。
しかし、努力しても出来なさそうで、出来ても良い事が無さそうなら、結果を期待出来ずにやる気は沸きません。 - 公平理論
自他の報酬を不公平を感じた場合に、公平にしたがるモチベーションが沸く考え方です。
業務怠慢や放棄、退職などの手段で不公平を訴える事があります。 - 目標設定理論
納得した目標は達成しやすい考え方です。
目的や目標や手順が明確で具体的であったり、適切なサポートやフィードバックがあると良い結果になる傾向があります。
また、本人が心から納得していれば難易度の高い目標である程に業績が高くなります。
例えば月に1kg痩せるなら食事管理で済ませるかもしれませんが、月に4kg痩せるなら運動を取り入れるように手段や行動に影響があるでしょう。
ここまで紹介したのは仕組みでやる気を沸かせる理論でした。
そのためやる気を沸かせるには仕組みを用意する準備が要ります。
仕組みを変えずにやる気を引き起こすにはドーパミンとノルアドレナリンを利用すると良いでしょう。
- ドーパミンには作業興奮
ドーパミンを分泌するには作業興奮という手段があります。
簡単な作業を短時間実行すれば作業興奮を引き起こせます。
簡単な作業なので実行すれば成功し、その成功体験は快楽物質のドーパミンを分泌します。
ドーパミンは 興奮状態を引き起こし、よりドーパミンを探究して行動を促進します。
このやる気は快い感情を伴い、やる気が長期的に影響します。 - ノルアドレナリンにはストレス
ノルアドレナリンを分泌するにはストレスを受ける手段があります。
責任やリスクなどの使命を受けると、挑戦するか逃走するかの緊張状態になります。
この使命感や緊張感によるプレッシャーやストレスがノルアドレナリンを分泌します。
更にノルアドレナリンはコルチゾールの分泌を促進し、病気や品質劣化に影響するため注意が必要です。
このやる気は不快感を伴い、やる気が短期的に影響します。
いろいろなやり方でやる気を出せるんだね。
やってみようぜ!