怒りの気づき

ついカッとなってしまう人から相談を受けたんだけど、怒らないようになる工夫って何があるの?
怒る人はどうして怒ってしまうんだろう?
怒りは段階を踏んで発動するんだ。
知れば自分を律する事ができるようになるから、仕組みと策を紹介しよう。
  1. 怒りは第二感情

    怒りの本質は悲しみです。 怒りに至るまでの感情は二段階に分かれています。
    一段回目は悲しみ、二段階目に怒りへ変化します。

  2. なぜ悲しむのか

    何か行動を起こした結果が期待と違った場合に悲しみの感情が芽生えます。
    理想通りの返答が得られなかったり、対象の人や物が思った通りの動きをしなかった場合などに悲しみの感情が沸き出します。

    新作のゲーム予約や、旅行の申し込みをしようと、スムーズな受付を期待して連絡をくれた人がいたとしましょう。
    その人へ予約受付終了だったり、満席だったりして期待に添えない旨を告げた場合に、怒り出すような人がそれに該当します。
    悲しみを受け止めきれず、怒る事で他人を操り、理想通りの結果へ変えようとしているからです。

  3. 器の大きさ

    悲しみは先ず第一感情である悲しみの器へ注がれます。
    悲しみの器は、悲しみを許容できる量と比例します。
    悲しみの器が大きい程、悲しみを受け止められるような怒りにくい人格と言えます。

    悲しみの器が小さいと、感情があふれ出し、怒りの海へ注がれてしまいます。
    怒りの海へ注がれた感情は、何等かの手段で現状を変えようとします。
    それが理論的な問題解決であったり、暴言暴力大声などの怒りだったります。

    「こんなに私は怒っているのに」等と「怒っているアピール」をする人は「私の器は小さい」と主張している事になります。
    悲しみを受け止めきれない故に感情を制御できず、怒りによって相手の行動を強制したり結果を変えようと攻撃を企てています。
    その事実を伝えると「私は怒っていない!」「貴方が先にキレた!」等と余計に怒り出しすので伝えない方が無難です。

    また、感情的になっている相手は怒るまでの経緯と感情を説明し、それを理論だと思い込んでいます。
    感情的な怒りを見せる相手は、自分が属する環境にの"皆"を正義としており、自分の属する環境の"皆"と違う場合は価値観がズレてしまいます。

  4. 強い言葉を使う理由

    人によっては、怒っている事が伝わりやすくなるように暴力的な強い言葉を使ったり、意図的に口調を変えたりする場合があります。
    日頃から攻撃習慣がある人はこの類の言動表現が豊かです。

    • 折衝能力が低い

      「お前が言うな」「どの面さげてるんだ」のように自尊心を攻撃して人の行動を操ろうとします。
      人付き合いの上手い人が選ぶ言葉ではありません。

    • 交渉能力が低い

      「呆れた」「またそんな事やってる」「馬鹿みたい」のように本来自由な行動を貶して操ろうとします。
      交渉できる人が相手を感化させる訳がありません。

    • 説得能力が低い

      「(実際は1~2人だけど)皆が言ってる」「(私がそうだから)皆そうだ」と他人を利用して操ろうとします。
      この言葉を使う人は高い確率で陰口を言います。

    • 管理能力が低い

      「○○された」「○○のせいだ」「(自分に合わせないから)お前は自己中だ」と被害者を演じて操ろうとします。
      この言葉を選ぶ人はどんな人でしょうか。

    • 高望み

      「優しくしてやってる」「○○してあげたのに」と見返りを求めます。
      恩着せがましく贈り物に対しても見返りを期待します。

    • 自信が無い

      「晒すぞ」「(多数決で正当化すべく情報加工して賛同を得るため)公にするぞ」と脅迫して操ろうとします。
      本当に晒すと「関係者以外に発信した実績がある人」「自力で解決できず他人を巻き込んだ人」となり既存取引先や将来の顧客や企業から警戒され仕事が減ったり、仕事が来なくなったり、就職活動でポートフォリオを出すと早く面接が終わり落ち続ける事になります。

    • 問題解決能力が低い

      怒ったり攻撃したりする事で自分の感情を一時的に慰める事で解決したと思い込みますが、事実上は問題から逃げただけです。
      能力は成長していないので再発した場合は繰り返す事になります。
      たびたび怒ったり他人を悪役に仕立てたりする事で必死に自分の正しさを主張し周囲を巻き込み騙したり多数決をしたがります。

      既に自分は充分に頑張っていると妄信しており、できる事を好きな事を好きな時に好きなだけにしようとするので成長が遅く、収入が低い傾向にあります。
      善悪の判断基準が好き嫌いだったり、目標面談や、査定、評価、上司などの言葉を嫌ったりする傾向があります。

    • 幼い

      赤ちゃんは言葉を話せないので大声で騒ぐ事しかできません。
      泣き騒ぐ事で周囲を変え、欲求を満たそうとします。
      通常は保護者が応じるので、赤ちゃんは企てに成功し、騒げば欲求が通る事を問題解決手段として無意識レベルで学びます。
      それが幼い頃限定だと気づかずに成長した大人が騒ぐなら、幼い証です。

      また、動物は空腹状態であれば狩りをする為に攻撃するか、奪うために攻撃するしかありません。
      言葉を発せないので攻撃をする選択しかありませんが、人間は言葉で交渉する事ができるようになりました。
      和平的な交渉をせずに、攻撃的な言葉を使ったり、大声で怯えさせたり、他人を巻き込むなら、まさに幼い証拠でしょう。

    • 内向的

      幼少期に属した環境の親から受けた禁止令や対抗禁止例に気づかず無意識に脚本を演じています。
      リアルで人と外交する事が少ない影響で、自分の常識を家庭、家で得られる情報(テレビ、アニメ、漫画、映画、ゲーム、ネット等メディアの中の特に娯楽)で得た価値観で主に形成していまう為、本人の言動にその模倣が現れるようになります。

      脚本については脚本の気づきを参考にしてください。

    否定したり攻撃する事は誰でもできますが、なぜ強い言葉で相手を威嚇するのでしょうか?

    陸上動物単体の強さは体の大きさに比例します。
    人間も陸上動物ですので、道具を使わなければこの定義に当てはまり、陸上最強のアフリカゾウに勝てません。
    「弱い犬ほど吠える」なんて言葉が有りますが、大型犬よりも小型犬の方が威嚇したり吠えやすい理由の1つです。
    つまり弱者は唸ったり吠えたりするように、刃物を見せたり武器を使ったり、強い言葉を使って威嚇しなければ、強者と対等になれないのです。
    強者である大型犬は小型犬に威嚇されても動じません。強さに自信があるからです。

  5. 怒り者の対処

    何らかの理由で相手が怒ってしまったら無視するわけにもいきません。
    子供や自尊心が低い相手だった場合は危険です。優位に立って攻撃できる快感を得ると、この機に乗じて自己陶酔に浸るべく更に過激になりがちです。
    場合によっては共感しやすい人へ話を加工して正当化し賛同を得て群れを作りイジメへ発展します。(誰でも人へ伝える時は言いやすいように話します。「誰かを攻撃してしまった」話で共感を求める場合、自分が攻撃した事を隠して「相手が先にこんな事をした」と加工する筈です)
    初めから関わらないのが無難で、向こうから来ても話を広げずにあしらうのが妥当ですが、既に怒っている場合の対処法をいくつか紹介します。

    • 声で話し合う

      チャットやSNSやメール等のテキストで怒りを感じた場合は、連絡手段を変えましょう。
      可能であれば会って対面し表情や態度を伝えられる場面を用意しましょう。会う事が出来ないならビデオ通話で表情が見えた方がいいです。
      顔を見せられないなら音声通話を試みましょう、数十分の間は明けた方がいいですが何日も開けない方がいいです。
      音声からは話すペースや感情の高揚が伝わり、こちらから暖かいトーンで落ち着いてゆっくり話し、沈黙を時々用意する事で穏便に済ませやすい傾向があります。

    • 一旦放置してクールダウン

      テキストチャットの場合に使える手段です。
      感化した人は長文や、短文連投をする傾向があるので、15分から数時間、場合によって1日以上時間を空けてから対応しましょう。
      言いたい事を言わせて満足して貰うのも一手です。

    • 記録する

      テキストなら記録を遡れるようにURLや時間を押さえておきましょう。
      キャプチャは画像加工が効くので証拠として効果は低く、下手な加工をすると疑いの目を向けられますが、正しく使えばそれなりの効果を得ます。

      対面の場合、今のスマホにはボイスレコーダーは標準で搭載されているので、録音しておきましょう。
      他人の所有物を加工したり、第三者へ洩らさなければ盗聴は成立しません。
      これで上司や社長のパワハラがあっても万が一に備える事ができます。
      参考 media.voista.jp/life/illegality-of-eavesdropping/

    • 3K対応

      「困る」「苦しい」「怖い」等の言葉であえて怯えましょう。
      「晒すぞ」等と脅されてもこの対応で構いません。
      怯えている相手に攻撃を加えると暴行罪が成立できる可能性があります。罪にならずとも道徳的に問題です。ログや映像は記録しておきましょう。
      あえて怯えるのも一手です。
      参考 diamond.jp/articles/-/181558

      本当に晒された場合でも、キャプチャの繋ぎ目を意図的に削ったり、自分の発信は隠す等マスコミ同様に発信者は言いやすいように都合良く加工します。(証跡を添えれば有利になるのにテキストしかない場合や、相手がやった体裁だけど自分もやったとは言ってない場合や、公に出せないマズい事を自分がやった場合など)
      発信された情報から、本人を細かく確実な証跡を追及すると証拠を出せなくなるので、話を変えたり無視したり逆上したりします。

    • コップに水を入れて相手の手元に置く

      対面した場合に使える手段です。
      感化した相手がコップの水をかけてくれば、有形力が自分の身体に接触し不快や嫌悪感を受けると客観的に判断されるので暴行罪が成立します。
      記録を録っておきましょう。

    • 公的な第三者に助けを求める

      このような話合いは当事者同士で話し合うのが原則です。
      関係のない第三者を巻き込むのは被害を拡大したり自他へ新たな問題を引き起こすリスクがあるので避けましょう。

      しかし自分の問題解決能力が足りず、自力で解決できない場合があります。
      その場合は公的な第三者へ相談しましょう。
      公的な第三者とは、サービス管理者、上司、警察、弁護士、裁判所などです。

      例えば電車内で怒り興奮している人の視界に入り難癖付けられて巻き込まれた場合は、怒り返すのではなく「私の力ではこの問題を解決できないので解決できる人に相談しましょう」と落ち着いて伝え、サービス提供者である車掌や駅員に介入を求めましょう。

      友達や関係者以外に相談した場合、相談相手は助言して反感買うと面倒なので、共感する方が楽で無難と判断します。
      それを真に受けた勢いでやり過ぎて事態が悪化しても、その始末をつけるのは相談相手ではなく、自分です。

    • 成長を待つ

      数年経てば自他共に心身が成長し、次は怒らない関係性を構築できるかもしれません。
      5~10年くらいは待つ心持ちで構えましょう。

  6. 自分はどう変わるか

    怒りに身を任せると冷静な判断ができなくなってしまいます。
    そこで感情を制御し管理する手法としてアンガーマネジメントがあります。

    • 6秒待つ

      怒りのピークは6秒で過ぎます。
      腕時計の秒針を数える、脳内でカウントする、ペンが有れば数字を書くなどして時の経過を待ちましょう。

    • 許容できるか否か

      その事柄を受け止められるか許せないかを判断しましょう。
      許容できないなら、それは何故か考えてみましょう。

    • 怒りで変える程の事か

      その事柄は怒りで変えられるか否か、変えなければならないほど重要な事か否かを判断しましょう。

  7. ゆっくり修得しよう

    知ったからと言って今日の明日で習得できる訳ではありませんが、意識しながら数か月単位で習得しましょう。
    気づきを得たあなたは器の大きな大人へ成長できる筈です。

ふむふむ、なるほど……。
努力すれば怒りは抑える事ができるんだね。
1年継続しながら色んな人と会うと自分を囲む人がガラッと変わるし、仕事にも良い影響があるからやってみてくれよな。
お話はリカガクの持論です。事実はご自身でもお調べになって納得されたうえでご利用ください。

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