もっと勇気が欲しいよ。
どうしたら勇気を持てるの?
勇気を持つには恐怖を理解する事から初めよう。
今回はそれについて紹介するぜ。
勇気を知る前に
ここでいう勇気とは恐怖と向き合う覚悟を言います。
そのため、勇気を知る前に恐怖について知りましょう。
恐怖の構成
恐怖は対象の物事が未知だと感じます。
既知の物事でも、それが高難易度だと成功法が未知なので恐怖の対象となります。
恐怖は心配と不安に分かれます。

恐怖を与える行いは、脅しと強迫に分かれます。
脅し
恐怖させる目的の行いです。脅された相手は怯えてしまいます。
乱暴を見せる、強い言葉を使う、対象者が危険になると告げる、遠回りに理解すると恐怖する内容を告げたりします。
「壁に穴をあけたり、目前の机上に刃を突き刺す」「歯磨きしないと虫歯になるよ」「好きなようににすればいいさ。誰も見ていなければいいけどね」のような内容です。
脅迫
脅して相手を動かす目的の行いです。脅して恐怖させる事に加え、相手を操ろうとする事です。
相手へ不都合や罰や危害を加える旨を言葉や態度で伝えたりします。
「静かにしないとぶつよ」「勉強しないとご飯抜きだよ」「虫歯菌で死ぬ事もあるよ」
恐怖の3要素
下記の要素が全て揃った場合に恐怖を感じます。
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未知とは、未だ知らない事。習得していない対処を指します。
大変とは、大きい変化の事。大きさは主観的です。
短時間とは、変化する時間が短い事。短さは主観的です。
つまり未知の大きい変化が短時間で訪れると恐怖します。
恐怖の例
恐怖の3要素を踏まえて、恐怖するであろうシチュエーションを例に挙げます。
悪意ある誰かに自分が追い詰められた
未知です。悪意ある相手の対処術を習得している人は少ないでしょう。
大変です。僅かな時間で相手から次々と攻撃を受けるでしょう。
短時間です。長い時間を掛ける話なら助けを呼べるでしょう。
心配の対象は、自分ができる対処の有効性でしょう。
不安の対象は、悪意ある相手との今後でしょう。
自分を目掛けて自動車が突進してきた
未知です。とっさの回避術を習得していれば恐怖は弱まるでしょう。
大変です。自動車の位置が大きく変化しています。のろのろ運転だったら恐怖は弱まるでしょう。
短時間です。僅かな時間で自分の行動を決断しなければなりません。
心配の対象は、自分ができる対処の有効性でしょう。
不安の対象は、怪我をした後の状況でしょう。
大金を使って喫茶店を起業する決心が決まらなず躊躇してしまう
未知です。今まで起業した事がなければ知らない事だらけでしょう。
大変です。事業者になると生活に大きな変化をもたらすでしょう。
短時間です。お金を失うのは僅かな時間でしょう。
心配の対象は、お金を使って得られる有効性でしょう。
不安の対象は、起業後の集客や売上でしょう。
目に少量の木屑が入って痛み出した
未知です。砂埃とは違って木屑が目に入る事は稀です。
大変です。日常的に使えていた目に異常を感じるのは大きな変化でしょう。
短時間ではありません。木屑が入ってから痛みが強くなるまでは時間を要するでしょう。
心配の対象は、治療の有効性でしょう。
不安の対象は、未来の目の状況でしょう。
人前で発表する事に恥じらいを感じる
未知です。初めてであれば、発表中やその後の状況が分からないでしょう。
大変です。今まで人前に発表した事がなければ環境の変化が大きく感じるでしょう。
短時間ではありません。発表会は予定が組まれ練習期間を設けてあります。
よってこの恐怖は他の例に比べて軽く感じるかもしれません。
心配の対象は、発表内容や品質でしょう。
不安の対象は、発表中や発表後の状況でしょう。
恐怖の本質
恐怖の本質は未知です。
知らないものは、どう対応すれば上手くいくかわかず、失敗して嫌な思いをする可能性があります。
体験したところで成功するか失敗するか分からない未知は、失敗の恐怖を潜在的に怯えて恐怖します。
人はネガティブを過大に評価する生存本能があるので、未知を本能的に恐怖します。
即ち安心の本質は既知です。
未知は既知になると安心を得る為、知らない物はどうにかして「こうすれば上手くいく」という事を知れば恐れずに済むようになります。
恐怖へ有効手段
恐怖の本質である未知を既知へ変える事で恐怖を克服する事ができます。
未知を既知へ変えるという事は、未だ知らない事を習得し、知恵をつければ良いのです。知恵については知恵の気づきを参考にしてください。
習得する為には、未だ知らない事へ向き合い挑戦すれば、成功か失敗の結果を得る事ができます。
成功であれば嬉しいですが、失敗する事もあり得るので、挑戦するには失敗を受け入れる覚悟を持ちましょう。
成功とは期待以上の結果を得る事で、失敗とは期待未満の結果を得る事を指します。但し失敗は挑戦しない事に比べて高い価値があります。
覚悟とは「やった結果、自分の身がそうなってしまう事を受け入れる心持ち」を言います。
つまり、この場合は「恐怖と向き合い挑戦した結果、失敗して悲しい思いを受け入れて立ち直る心を持つ事」が勇気となります。
挑戦後に勝算が増減する量を希望といいます。
成功する事で知恵をつけ習得となり、この習得までの経験で、未知だった恐怖が既知へ変っているでしょう。
ふむふむ、なるほど……。
勇気を持つには覚悟が居るんだね。
言い訳してやらなかったり、挑戦しようとする相手を貶す行いには価値が無いぜ。
失敗しても挑む姿は応援したくなるよな。