運の気づき

ここでいう運とは、確率の先にある、物事の運びを言います。

例を挙げましょう。
ある人が離れた位置から箱へ入れようと、丸めた紙を投げました。
箱と紙は、物です。投げる人も動物なので物に含まれます。
箱を置いた行為、紙を加工した行為、投げた行為は、事です。
この、物や事の運びによって、箱へ入ったか否かの結果が変化します。
つまり、物や事を変化させると、連動して結果も変化します。
物事と結果は関連しています。

箱の口の大きさを変える、紙の重さを変える、投げる人を変える。
成功や失敗の基準を決める人、結果を評価する人を変える。
このように、物を変えると物事の運びが変わります。

箱の位置を変える、紙の折り方を変える、投げる方向や力を変える。
このように、事を変えても物事の運びが変わります。

物事を変える事を、ここでは計画と呼びます。
計画は、経験に伴い信憑性が増し、それを実力と呼びます。

実力は計画の信憑性を増します。
計画は物事の運びを変えます。
ここで物事は人が運ぶ事に気づいたでしょうか。
物を用意するのも、事を行うのも人です。

他人を巻き込む場合なら根回しする必要があります。
根回しは言動によって行います。
言動は思考によって現れ、思考は環境に影響されます。

物事を運ぶために、無意識に言動を決断して、結果を得ているのです。
無意識の決断は、今まで良かれと思って選んだ環境で育まれています。
環境については環境の気づきを参考にしてください。

今後も同じ判断で良かれと思って選んだ未来で、自分の望みは叶うような運が訪れると思う場合は、今のままで良いでしょう。
今より多くの物事や考え方を知って、より良い方向へ物事を運ばせる選択肢を得たい場合は、今までとは違う考え方を取り入れても良いかもしれませんね。